コラム column
歯科医院で受けるフッ素塗布の効果・重要性
皆さんこんにちは。
とよひら歯科クリニックです。
「フッ素がむし歯予防に効果がある」ことは、もうすでに広く知られるようになりました。
おそらく、日本ではフッ素入り歯磨き粉を使っていない人の方が珍しいのではないでしょうか。
実際それで日本人のむし歯の発症率は低下してきていますし、フッ素がむし歯予防に与える影響も少なくないといえます。
そこで気になるのが歯科医院で受ける「フッ素塗布」ですね。
フッ素入り歯磨き粉は毎日使うものなので、歯科医院で受けるフッ素塗布より有用な気もしますよね。
フッ素塗布は数ヶ月に1回の定期検診やメンテナンスで受ける処置であり、それほど高い効果が期待できないようにも思えます。
そこで是非とも知っておいていただきたいのがそれぞれに含まれる「フッ素濃度」の違いです。
歯科医院で受けるフッ素塗布では、9000ppm程度のフッ素が配合されたジェルを用いますが、歯磨き粉に含まれるフッ素は1500ppm以下であり、「その差は6倍」です。
当然ですが6倍の濃度のフッ素が含まれる歯科医院のフッ素塗布の方が、むし歯予防効果も高くなっています。
フッ素塗布は、3ヶ月に1回くらいの頻度で受ける人が多いため、毎日使用する歯磨き粉と比較すると、「それほど大きな予防効果が期待できないのでは?」と思われるかもしれませんね。
もちろん、歯科医院でのフッ素塗布だけ受けていたのでは十分な効果は得られませんが、フッ素入り歯磨き粉の使用と両立することで、より効率良くむし歯を予防できることに間違いはありません。
ですから、どちらか1つを選ぶのではなく、「併用すること」をおすすめします。
このように、歯科医院で受けるフッ素塗布では、高濃度のフッ素が配合されたジェルを使用できるので、その分、むし歯予防効果も高くなっています。
そんなフッ素塗布を定期的に受けたいという方は、札幌市のとよひら歯科クリニックまでお気軽にご連絡ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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