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歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏はなにが違う?

皆さんこんにちは。
豊平区豊平で土曜夜も診療している「とよひら歯科クリニック」です。
 
歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏(しそうのうろう)。
どれも聞いたことはあるけれど、違いがよくわからないという方も多いでしょう。
 
これらはすべて、お口の細菌による「歯周病」のことで、違いは進行度にあります。
では、1つ1つ見ていきましょう。
 
 


初期:歯肉炎

「歯肉炎」は、歯周病の初期段階です。
歯ぐきが腫れていて出血することもありますが、歯を支える歯槽骨にはまだ影響がありません。
 
歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の深さは、2~3mmです。
健康な歯は1~2mmなので、細菌が増殖して少しだけ深くなっている状態です。
 
歯垢をきれいに除去することで、十分に改善が期待できます。
 
 


中程度~重度:歯周炎

歯肉炎が進行した状態が「歯周炎」です。
歯周炎は軽度・中度・重度の3段階に分類されます。
 
炎症が歯ぐきだけでなく、歯槽骨などの歯周組織にまで広がって、少しずつ破壊されていきます。
そのため歯ぐきが下がって歯の根が見えてくる、歯がグラグラし始めるなど、顕著な症状も見られるように。
 
歯周ポケットの深さは軽度では3~5mmですが、重度になると歯槽骨が大きく破壊されて6mm以上になります。
 
 


重度:歯槽膿漏

「歯槽膿漏(しそうのうろう)」は重度歯周炎のことで、歯周病の最終段階です。
 
お口の中では増殖し過ぎた歯周病菌に歯ぐきの白血球が激しく抵抗し、その残骸が膿となって排出されます。
そのため、膿(うみ)が漏れるという名称が付いたのでしょう。
 
ここまで来ると強烈な口臭を発するようになり、歯槽骨の破壊が進んで歯が抜け落ちることもあります。
 
 


まとめ

歯周病は、日本人が歯を失う最大の原因となっています。
 
歯肉炎の段階で治療すれば完治も見込めますが、進行するほど歯槽骨の破壊が進み、元に戻すことができません。
いくつになってもご自分の歯で食事を楽しむためにも、今から歯周病対策を始めていきましょう。
 
とよひら歯科クリニックでは、歯周病の早期発見に努め、ハイレベルな歯周病治療で大切な歯を長く残せるように尽力いたします。
 
WEBでいつでも予約受付、学園前駅から徒歩10分で通いやすい「とよひら歯科クリニック」へお気軽にご来院ください。