コラム column
子どもの歯と大人の歯には違いがある!
皆さんこんにちは。
豊平区豊平で土曜夜も診療している「とよひら歯科クリニック」です。
皆さんは、子どもの歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)の違いをご存知ですか?
乳歯は乳白色で、永久歯は黄色味を帯びていますので、色の違いに気づく方もいるかもしれませんね。
じつは、乳歯と永久歯には、色以外にも見た目ではわからない大きな違いがあります。
今回は、保護者の方にぜひ知っていただきたい、その違いについてお話しします。
乳歯のエナメル質はむし歯に弱い
歯の表面は硬いエナメル質に覆われています。その硬さはなんと人体の組織で一番!
このエナメル質が外からの刺激やむし歯菌による酸の攻撃から、歯を守ってくれています。
しかし、乳歯のエナメル質は表面に小さな穴が無数に空いていて、さらに酸に弱いという特徴があります。
そのため表面がデコボコしていて歯垢が付きやすく、歯垢にいる細菌が出す酸によってかんたんに溶かされてしまうのです。
乳歯はエナメル質と象牙質が薄い
歯は表面のエナメル質、その下層の象牙質、さらに下層の歯髄(神経と血管が通っているところ)の三層構造になっています。
乳歯はエナメル質と象牙質の厚みが薄く、永久歯に比べて半分程度しかありません。
そのため、虫歯がエナメル質のバリアを突破してしまうと、あっという間に神経に達してしまいます。
乳歯は虫歯に気づきにくい
乳歯の場合、黒ではなく白っぽい虫歯が多いことも特徴です。
白い虫歯は肉眼では見えにくいため、仕上げ磨きをしている親御さんもなかなか気づけません。
さらに困ったことに、お子さんは神経の発達が未熟なので、痛みを感じにくく、虫歯の発見がより遅れやすくなります。
まとめ
乳歯は虫歯にとって好都合な条件が揃っているため、大人が十分に気を付けてあげる必要があります。
乳歯の虫歯が悪化すると、次に生えてくる永久歯も虫歯になりやすく、歯並びが乱れるなどの悪影響を及ぼすことも。
お子さんが将来困らないように、ご家庭でのケアとあわせて3ヶ月に1回程度は歯科医院での定期検診を受けておくと安心です。
とよひら歯科クリニックでは、歯質を強くするフッ素塗布、奥歯の溝を埋めるシーラント、年齢に合わせた歯磨き指導など、お子さんの歯を守る予防ケアに力を入れています。
お子さんの虫歯予防は、学園前駅から徒歩10分で通いやすい歯医者「とよひら歯科クリニック」におまかせください。WEB予約も受け付けています。
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