皆さんこんにちは。

とよひら歯科クリニックです。

「歯周病といくつかの全身疾患」とは、密接なかかわりがあります。

それは「科学的にも証明されていること」であり、そのリスクを理解した上で歯周病と向き合う必要があります。

今回はそんな歯周病と関連の深い全身の病気についてかんたんにご紹介します。

ご高齢の方は、「誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）」にご注意ください。

年齢が高くなると、飲み込む機能が低下して、食道ではなく気道へと食べ物を飲み込んでしまうことがありますが、その際、お口の中にたくさんの歯周病菌が生息していると、それらまで一緒に誤嚥してしまうのです。

その結果、肺炎を発症することを誤嚥性肺炎といいます。

実際、入院中やご自宅で寝たきりの方は、「誤嚥性肺炎にかかって亡くなられるケースが増えてきています。」

歯周病は、生活習慣病とのかかわりが非常に深い病気です。

その中でもとくに注意すべきは「糖尿病」です。

歯周病が重症化して、血液中の炎症性物質が増加すると、血糖値を下げるインスリンの効果が下がります。

その結果、糖尿病のリスクが上昇します。

そして、「糖尿病にかかると、今度は歯周病の症状が悪化する」点にご注意ください。

糖尿病と歯周病というのは、負の相互関係が認められるのです。

妊娠中に歯周病が悪化すると、早産・低体重児出産のリスクが上がります。

また、妊娠中は「妊娠性歯肉炎」という歯周病にかかりやすい点にも注意が必要です。

歯周病は実にたくさんの病気と関連が認められます。

その多くは、深刻な病態へと発展しかねないものなので、予防するに越したことはありません。

歯周病は比較的軽視されがちな病気ですが、比較的軽度の歯肉炎の段階で治してしまうのが一番です。

そんな歯周病の症状が認められたら、すぐに札幌市のとよひら歯科クリニックまでご連絡ください。