皆さんこんにちは。

とよひら歯科クリニックです。

歯茎の腫れや出血が気になって歯科を受診した際には、歯茎の状態をいろいろな方法で調べます。

その中でも気になる方が多いのが「歯周ポケット検査」です。

針のような器具を使って行う検査に、痛みを感じた経験もあるかもしれませんね。

「検査なのになぜ痛いのか、本当に必要な検査なのか」疑問に思われているかたもいらっしゃることでしょう。

今回はそんな歯周ポケット検査についてかんたんにご説明します。

歯周ポケット検査とは、歯と歯茎の境目に形成される溝の深さを調べる検査です。

「正常な人でも1～2mmのポケットが認められる」ことも多く、必ずしもゼロでなければならないというものではありません。

ポケット探針と呼ばれる針のような器具を歯周ポケット内に挿入することから、人によっては痛みを感じます。

また、歯周病が現在も進行している場合は、「歯茎からの出血」が認められます。

痛みや出血を伴う検査というのは、医科でも歯科でもそれほど多くはないので、本当に必要なのかどうか不安に感じるかもしれませんね。

結論からいうと、歯周ポケット検査は「歯周病の進行度や状態を把握する上で必須」ともいえます。

「歯周ポケットが4mm以上」になると歯周炎と診断することができます。

重症化すると歯周ポケットが10mm以上になることもあります。

歯周病を診断する上で歯周ポケット検査は必須となっていますが、その他、「歯の動揺度検査やレントゲン撮影」なども併せて行う必要があります。

そうしていろいろな情報を集めた上で、精密な診断を下すのです。

このように、歯周ポケット検査はその性質上、痛みや出血を伴うことがありますが、正確な診断を下し、適切な治療計画を立てる上で必須といえます。

少し不快な思いをするかもしれませんが、歯周病をしっかり治すためにも頑張って検査を受けましょう。